□ 大気環境学会 関東支部

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 連載コラム 第28回

新しい支部役員会がスタートしました。

横浜国立大学 中井 里史

 横浜国立大学の中井里史です。いよいよ平成最後の年となってしまいました。

  さて、2018年11月9日に開催されました平成30年度第一回関東支部役員にて支部長として再度選出されました。改めまして、これから2年間またお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

 このコラムを書く際、毎回同じことを書いているような気がしていますが、支部活動を円滑、また活発に進めていくためには、支部会員の皆様のご協力が必要です。是非ともどうぞよろしくお願いいたします。今回は特に、事務的な意味でのご協力だけではなく、学術活動へのご協力もお願いさせてください。具体的には、支部会員の方は部会のいずれかに所属していただきたいと思っています。現在、残念ながら部会活動が活発であるとは言えません。研究者相互の情報交換・共同研究の推進のためにも、是非ご参画ください。もし適切な部会が存在しない、ということであれば、設立していただいて構いません。年に一度、講演会等の開催をお願いしてはいますが、その他の活動方針については特に制約はありません。是非、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

  さて、年明けに第2回の役員会を開催し、時間をかけて議論して今年6月に開催する支部講演会の大枠を定めました。2018年に大気汚染防止法施行から50年が経過したことを受けて、環境省水・大気環境局のご協力もいただき、「大気汚染防止法施行後50年を迎えて(仮題)」というタイトルの下、大防法制定の経緯、大気環境改善のために自治体・研究者が果たしてきた成果や課題を整理し、次の50年に向けた方向性を探る場にできればと考えております。支部講演会は、2019年6月14日(金)13時から、ムーブ町屋ムーブホールにて開催します。会員だけではなく、多くの方にご出席いただければ幸いです。

 最後になりましたが、これから2年間の関東支部は下記の支部役員(理事、部会長、幹事)によって運営していきます。あらためて、どうぞよろしくお願いいたします。例年通り、コラムも支部役員が分担して二、三ヶ月に一度のペースでアップデートしていきます。

大気環境学会関東支部役員

支部長中井 里史(理事、横浜国立大学)
副支部長 松田 和秀(理事、東京農工大学)
副支部長 米持 真一(理事、粒子状物質部会長、
埼玉県環境科学国際センター)
事務局長 三輪  誠(植物影響部会長、
埼玉県環境科学国際センター)
会計   伴  聡美(幹事、日本環境衛生センター)
監事高橋  章(酸性雨部会長、電力中央研究所)
理事大原 利眞(国立環境研究所)
理事   伊豆田 猛(東京農工大学)
理事   新田 裕史(国立環境研究所)
理事   速水  洋(電力中央研究所)
理事   高見 昭憲(国立環境研究所)
健康影響部会長田村 憲治(国立環境研究所)
室内環境部会長篠原 直秀(産業技術総合研究所)
予測評価部会長吉門  洋(日本気象協会)
化学反応部会長忽那 周三(産業技術総合研究所)
大気室調査部会長松本 幸雄(国際環境研究協会)
幹事石井康一郎(東京都環境局)
幹事伊藤 政志(元東京都環境科学研究所)
幹事内藤 季和(千葉県環境研究センター)
幹事櫻井 達也(明星大学)
幹事城  裕樹(さいたま市健康科学研究センター)

(2019/01/16)

 連載コラム 第27回

明星大学 櫻井 達也

年会での学生交流

 前期より、酸性雨部会の推薦により、関東支部の幹事(HP担当)を務めております。また、来年の第60回年会(東京農工大学)では、僭越ながら実行委員を務めることになりました。微力ではございますが、次回年会の開催に向けて尽力させていただきます。

 現職場である明星大学に移って6年目になりますが、毎年、大気環境学会の年会には研究室の院生を連れて行きます。年会での分科会や懇親会は、他大の学生とも交流できる良い機会であり、先日の九州大学で開催された年会でも、多くの学生と交流する機会に恵まれました。本研究室の学生にとって、多くの研究者や他大学生の方々と交流できたことは、非常に良い経験であり、刺激になったと思います。

 私も学生時代や職に就き始めて間もないころ、ご指導いただいた先生・先輩方を介して、非常に多くの方々と交流させていただきました。そこでの経験が、現在の私の礎になっております。自分自身、研究や教育に精進していくとともに、私がこれまで経験させていただいたことを、学生および学会にフィードバックできるよう、より一層頑張らなくてはならないと思う今日この頃でございます。

(2018/11/18)

 連載コラム 第26回

国立環境研究所 青野光子(植物影響部会長)

マチュピチュ@埼玉にて

 植物影響部会長を仰せつかっております国立環境研究所の青野です。「遺伝子から植物のストレスにせまる」というふれこみで、オゾンに対する植物の応答機構の解明の研究をしています。

 今年度(2018年度)から、埼玉県環境科学国際センターの三輪さんとの共同研究として、東京大学秩父演習林にあるブナに対するオゾンの影響に関する研究に着手しました。その準備段階として昨年秋、三輪さんに奥秩父の演習林に連れて行っていただきました。東京近郊とは思えない奥秩父の深山幽谷、カモシカの出るような場所でもオキシダントはなかなかの高濃度とのこと。まだブナ林に目に見える被害は出ていませんが、今後の影響が憂慮されます。帰路、埼玉の(日本の?)マチュピチュと言われる栃本集落を見学。ものすごい急斜面に畑が、、、と驚きつつ眺めていたところ、三輪さんが「これ見て下さい」と。民家の傍らに植えてあるアサガオの葉に、なんとおなじみの「オゾンによる可視被害」がはっきりと出ているではありませんか!荒川源流の深いV字谷に滑落するかと思うほど驚きました。周囲の風景はまさに明媚、山中の集落の周りは森に谷と、いかにも空気がきれいなところのようでいて、やはりここにもオゾンの魔の手は迫っていたのです。 今年5月末には秩父市内で演習林のガイダンスと研究紹介があり、樹木の生態学はもちろん、林業や動物、サイバーフォレストまで幅広く、また多くの興味深い研究課題がありましたが、いまここに迫りくるオゾンに目を向けているのは我々だけ、と植物影響の研究をしていく決意を新たにしながら、秩父名物のホルモンをいただいたことでした。

(2018/06/07)

 連載コラム 第25回

 東京農工大学の松田和秀です。昨年、「新任常任理事あいさつ(3)−大気環境学会の国際交流−」というタイトルで大気環境学会誌の巻頭言(第52巻6号,あおぞら)を書かせていただいたため、本コラムの担当を遅らせていただいておりましたが、そろそろ延期する理由もなくなり、筆を執った次第です。

 はじめに、2019年の第60回大気環境学会年会について書かせていただきます。第60回年会は、関東支部の担当で、東京農工大学にて開催します。年会長は本学の伊豆田猛先生、実行委員長は私が務めさせていただきます。年会実行委員会には、関東支部の皆様にご参画いただき、お力添えをいただきたいと思っております。各小委員会の委員長をお引き受けいただいた方々に、心より御礼申し上げます。今後、各委員長から委員就任のお願いがあった場合、是非とも前向きにご検討いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 関東支部では、2017年度より酸性雨部会長も務めております。酸性雨部会は、毎年、酸性雨東京講演会を開催しておりますが、私が部会長になってからは、「反応性窒素の大気沈着について考える」というテーマで、2回(第29回:2017年2月23日、第30回:2018年2月19日)講演会を開催いたしました。窒素酸化物だけでなく、アンモニアについても大変興味深い議論をさせていただいております。もはや「酸性雨」ではないとのご指摘が聞こえてきそうですが、私自身、あまり気にしておりません。そもそも私の主要な研究テーマは乾性沈着であり、「酸性雨」の用語からイメージしにくいものです。さらに、アンモニアに関しては、沈着・放出の双方向があり、「大気沈着」ですら当てはまりません。しかしながら、測定手法やモデル解析(抵抗モデル等)の観点からは、酸性雨関連の研究者が取り組むべき課題であることは間違いありません。酸性雨問題に端を発する越境大気汚染条約のヨーテボリ議定書では、アンモニアの排出規制も盛り込まれています。アジアでは、今のところこのような規制はありませんが、中国が大気汚染対策として硫黄酸化物や窒素酸化物等の排出量を削減するなか、今後、アンモニアは酸性雨関連の研究者が注視すべき物質であると考えています。

 学会員になって24年が過ぎました。最近、本学会での運営の仕事が増えておりますが、学術の面でも(諦めずに)貢献できるよう尽力していきたいと思います。

(2018/04/04)

 連載コラム 第24回

室内環境部会長 篠原直秀
(産業技術総合研究所)

 大気環境学会関東支部の皆様、新年あけましておめでとうございます。
 産業技術総合研究所の篠原と申します。

 関東支部において、室内環境部会長を仰せつかっております。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、室内環境というと、皆様は何を思い浮かべますでしょうか?途上国における薪や石炭による調理による室内空気汚染や良好でない温湿度環境による押入れや壁面におけるカビの発生などもありますが、1990年代後半から2000年代前半にかけて社会問題となったシックハウスを思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。新築の住宅に入居後に、自宅にいる時だけ目がちかちかするだとか頭痛がするだとかといった症状が出て、外出すると改善するというシックハウス症候群が頻繁に新聞やテレビなどで取り上げられました。接着剤原料であったホルムアルデヒドや溶剤として使用されていたトルエンやキシレンなどが、この問題の主要な原因でした。1997年〜2003年にかけて、厚生労働省(当初は厚生省)により、ホルムアルデヒドやトルエンなど13物質に対して、室内濃度指針値が設定され、国土交通省による建築基準法の改定で24時間換気設備の義務化などがされ、現在ではシックハウスの問題を耳にすることも少なくなりました。国民消費者センターへの問い合わせ件数も、劇的に減っているものの、指針値対象物質の代替品による室内汚染なども続いており、現在も毎年のように住宅内での体調不良や内装品の気になる臭いなどについて問い合わせが寄せられています。そして昨年、約15年ぶりに室内濃度指針値の見直し案が厚生労働省から出され、4物質について指針値の値が見直されるとともに、新規に3物質の指針値が提案されており、今年中に正式に設定・公表される可能性があります。

 最近15年間の室内環境対策として取られてきたのが、発生源からの放散量の低減化と常時換気システムの設置です。代替品による汚染など、まだまだ課題の残る室内環境ですが、15年前と比較すると大いに改善が進み、汚染物質の室内空気中濃度は低減しています。しかし逆に、室内の汚染物質を屋外に排出して外気を室内に取り込むという換気を増やしたために、PM2.5などによる大気汚染のひどい地域では、換気を行うことで室内空気がより汚染される可能性も示唆されています。今後は、建材や内装品などに使用される新規化学物質に注意するとともに、立地によっては、換気システムにフィルターや吸着材をうまく組み込むことで、大気汚染の影響を受けにくくする工夫も必要となっていくため、屋外の大気汚染の研究と緊密にリンクさせながら室内環境に関する研究を進めていくことが求められるようになると思っております。

室内環境部会長 篠原直秀(産業技術総合研究所)
(2018/01/04)

 連載コラム 第23回

国立環境研究所 田村 憲治(健康影響部会長)

大気汚染の健康影響 

 今年度から関東支部の健康影響部会長をしている田村憲治です。現在は国立環境研究所の客員研究員として、環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」にかかわり、大気環境曝露評価のうち調査参加者5000軒の家屋内外PM2.5濃度調査を担当しています。ここ3年間は、エコチル調査の担当業務と重なり、肝心の大気環境学会年会にも参加できませんでしたが、今年は久しぶりに参加でき、最新の研究課題に関する認識の遅れを少し取り戻すことができました。

 今年の年会長の島正之先生は、エコチル調査で兵庫ユニットセンター長としての重責も果たされています。長年にわたり大気汚染の健康影響をテーマとされていた先生であるため、特別集会や分科会、市民公開フォーラムのテーマに疫学研究や健康影響が取り上げられていました。人を対象とした疫学研究、影響を確認する動物実験研究は、実施できる研究機関や研究者が限られるため、なかなか狭い世界になっています。そのなかでも関東支部にはこうした研究を遂行できる機関が集中するため、この分野における関東支部の役割と責任は大きなものがあります。

 今年(2017年9月)の大気環境学会年会では、数え方で異なると思いますが疫学研究関連8題、動物実験研究13題でした。国内の関連学会としては衛生学会、公衆衛生学会、日本疫学会などがありますが、大気環境影響となると発表数も少なく、どの学会でもいつも顔なじみの研究者が集まることになっています。ちなみに今年度の公衆衛生学会(11月)では、環境保健分野の発表は36題、このうち大気環境は室内環境も含め11題、また3月の衛生学会では環境保健分野における大気環境の演題は6題のみでした。 衛生学会では、数年前に参加者が集まって「大気環境と健康に関する研究会」を組織し、できるだけ関連する分野、研究者の枠を広げる努力をしています。大気環境学会の会員減少傾向を転じるためにも、他の研究分野においても、それぞれの関連学会で積極的に枠を超えた研究交流をすることが重要となっていると思います。

(2017/9/30)

 連載コラム 第22回

伊豆田 猛 (東京農工大学大学院農学研究院 教授)

大気環境学会の還暦に思う

 辞書によると、還暦とは六十年生きて干支が生まれた年に戻ることだそうです。大気環境学会も2019年に60周年を迎え、還暦を迎えます。私は2020年(東京オリンピック・パラリンピックの年)に還暦を迎えますので、大気環境学会の1歳下の後輩です。一口に還暦と言っても、自分ではまったく実感がなく、おそらく私の場合は学生さんに赤いチャンチャンコを着せられ、「先生もあと5年で退職ですねえ」なんて言われるのかも知れません。でも、よくよく考えてみると60年という月日は決して短くはなく、ずいぶん長い間、大気環境学会が続いてきたのだなあと思います。しかしながら、大気環境学会が60年も続いているということは、それだけ大気環境問題があり続けているということを示しているのだと思います。21世紀になって20年弱が経ちましたが、残念ながら、20世紀から持ち越した大気環境問題はほとんど解決されていませんし、新たな大気環境問題も発現しております。したがって、これからも、大気環境学会は大気環境に関する学術的な調査や研究を行うとともに、その知識の普及をはかり、大気環境保全のために貢献し続ける必要があり、その結果として古希(70歳)、傘寿(80歳)、卒寿(90歳)、そして百寿(100歳)を迎えていくのかも知れません。生まれてこの方、本当の青空を見たことがない私が傘寿を迎えた時(大気環境学会誌, 48巻, No. 6, 2013年の「あおぞら」を参照)、もしかしたら孫に「お婆ちゃんに聞いたんだけど、お祖父ちゃんはむかし大気環境学会という学会に所属していたんだって?」と聞かれ、「そんなんだよ、でもねえ、今は大気環境問題がすべて解決されたので、少し前にその学会は解散したんだよ」と答える時代が来ることが理想かも知れませんが、どうやらそういう時代はそう簡単には訪れないと思います。

  私は、大気環境学会60周年記念事業担当の常任理事を仰せつかっております。現在、60周年記念事業として、募金、国際シンポジウム、官学民連携セミナー、大気環境学会誌60周年記念ページ、本の出版(大気環境の事典, 朝倉書店)、出前講座などを企画しております。理事会、60周年記念事業委員会および各種委員会でそれぞれの企画を具体的に検討していただいております。また、2019年の大気環境学会年会は関東支部が担当することになっており、60周年記念年会として東京農工大学の府中キャンパス(年会長: 伊豆田 猛, 実行委員長: 松田和秀常任理事)で開催することが理事会(2017年5月30日)で承認されました。したがいまして、関東支部の皆さまには60周年記念事業や記念年会に関わる作業等をお願いすることになると思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

(2017/6/8)

 連載コラム 第21回

副支部長になりました内藤です

千葉県環境研究センターの内藤季和(すえかず)です。
 支部役員を務めるようになって12年目ですが、平成28年11月4日に開催されました平成28年度第一回関東支部役員会にて副支部長として選出されました。これから2年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 2006年に関東支部の粒子状物質部会長となって、支部役員を務めることになりました。関東SPM調査会議の講演会と共催するだけで、大した活動もせずに続けてきましたが、2014年に世代交代も含めて埼玉県の米持氏と部会長を交代して、これで関東支部ともお別れかと思っていましたら、学会理事に当選してしまい、結局、支部役員会への出席を続けることになりました。支部役員会でも大した貢献もせずにいましたが、今年度の選挙で再び理事に当選し、最初の理事会で会長枠で常任理事に選ばれてしまいました。関東地方の理事が1名減ということもあり、地方自治体職員を役員に加えたいという意向から常任理事に選ばれたようですが、正直なところ、私には荷が重く、少なからず不安を感じています。定年後はのんびりと好きな仕事だけしようと思っていたのですが、そうも行かない感じで、現役時代よりも忙しい感じです。とは言え、会員数減少が問題視されている大気環境学会で、「何とかしないと学会の未来は無い」という指摘もあり、最大会員数を持つ関東支部の副支部長となった以上、中井支部長ほか皆様を少しでも支えていければと思っています。

 さて、今年6月に開催する支部講演会のテーマが決まりました。題して、「関東地方における大気環境政策の現状と課題」というもので、関東地方の自治体による発表を主とするものです。会員数が少ない県にとってどうすれば魅力のある大気環境学会になるのか、議論するうちに情報交換ができる場を提供することも大事ではないかということで考えられたものです。様々な汚染質が昔と比べて改善傾向にあり、大気環境行政も取り組むべき課題が共通でなくなりつつあります。現場での問題と学術的な議論を交わすことにより、知識と情報、考え方の交流を図る企画になればと考えています。

(2017/4/1)

 連載コラム 第20回

新しい支部役員会がスタートしました。

横浜国立大学の中井里史です。まずは、関東支部HPコラムの更新が遅くなり申し訳ありません。
 二度目の再任になりますが、平成28年11月4日に開催されました平成28年度第一回関東支部役員にて支部長として選出されました。これから2年間またお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

 これまで4年間支部長を務めさせていただきました。支部運営に必要な体制はおおむね整えることはできてきたかな、と甘めの自己評価をしてしまっておりますが、維持していくとともに、支部活動を活発化させることでより発展させていく必要があるとも考えています。ただ、支部には運営を支える専門家いるわけではありません。支部役員の方にあまり負担をかけずに、これまでと同様に試行錯誤を繰り返しながら、よりよい支部運営を心がけたいと思っています。もちろん、次の支部役員の方々につけが回らないようにしないと行けません。二年前も同じことを書いていますが、支部会員の皆様のご協力をお願いいしたいとともに、幹事として支部役員活動にご参加いただける方、さまざまなアイデアをいただける方を募りたいと思っています。是非、今後の支部活動推進のためにも、積極的に手を挙げてくださるようお願いいたします。

 さて、年明けに第2回の役員会を開催し、時間をかけて議論して今年6月に開催する支部講演会の大枠を定めました。もう少し整理が必要なため、この場ではまだ詳細を書くことはできませんが、汚染物質等ある程度トピックを絞って行ってきたこれまでの講演会とはちょっと毛色の異なる講演会を考えています。大気環境学会、さらには関東支部として今後どのように活動を行っていけるか、どのように社会貢献できるか、といった側面も考慮したつもりです。講演会に限らず、従来から行ってきていること、取り上げられていることを継続していくことはもちろん必要ですが、新しい試みが一つでも多くできれば、と考えています。

 最後になりましたが、これから2年間の関東支部は下記のメンバーおよび支部役員(理事、部会長、幹事)によって運営していきます。あらためて、どうぞよろしくお願いいたします。今回は遅れてしまいましたが、コラムも支部役員が分担して二ヶ月に一度のペースでアップデートしていきます。

大気環境学会関東支部

支部長
副支部長
副支部長
事務局
会計
監事
中井 里史(横浜国立大学)
伊豆田 猛(東京農工大学)
内藤 季和(千葉県環境研究センター)
米持 真一(埼玉県環境科学国際センター)
忽那 周三(産業技術総合研究所)
松本 幸雄(国際環境研究協会)

 連載コラム 第19回

大気環境学会および関東支部に期待すること

大河内 博(関東支部副支部長, 常任理事)

 大気環境学会関東支部役員会(2014年11月12日開催)で副支部長を仰せつかりましたが,ほとんど活動に参加できずに任期を終えます.中井里史支部長,伊豆田猛副支部長,そして関東支部の皆様には多大なご迷惑をおかけ致しましたことをお詫び申し上げます.

 私は2003年から2008年まで編集委員,2008年から2012年まで編集委員会・副編集委員長(大原編集委員長),2012年年から2014年まで編集委員長,2014年から2015年まで編集委員会副編集委員長(速水編集委員長)として,編集委員会におきまして12年間お世話になりました.この間,倫理委員会,国際交流委員会,AJAE編集委員会も務めさせていただきました.昨年は第56回年会では実行委員長を務めました.常任理事会におきましては産学官民協議会,企画運営委員会を務めさせていただき,勉強させていだきました.

 このような経験を踏まえまして,大気環境学会および関東支部に期待することを書かせていただきます.

 現在,本学会は会員数が減少傾向にあり,赤字経営体質にあります.理事会の努力により会員数も急激な減少は抑えられつつあり,赤字体質は改善傾向にありますが,未だに苦しい状況は変わりません.本学会は伝統ある学会ですが,伝統を守りつつも体質改善を早急にはかる必要があると考えます.

(1)学生をエンカレッジし,学生会員から正会員になってもらえる仕組みの構築を!
 大気環境学会編集委員会では大原委員長の時に学生・若手論文特集を開始し,第56回年会からポスター賞とともに,学生・若手口頭発表賞を設け,一定の成果は得られているようです.産学官民協議会では,第55回年会,第56回年ではブース展示企業と学生を結び付ける企画を行いましたが,残念ながらうまく機能していません.自治体にも積極的にブース展示・講演をしていただき,自治体における大気環境研究の意義を学生にアピールしていただきたいと思います.学生をエンカレッジし,キャリアパスを具体的に示し,学生が大気環境研究に関わる職業選択ができるように仕組みを作っていただきたい.
(2)学生・若手研究者の主体性育成を!
  私が助手の頃に,府立大の竹中さん,東工大(当時)の稲津さんを発起人として,埼玉大の石原さん・関口さん,産総研の忽那さんにもご参加いただき,若手会を数回開催しました.名古屋,つくば,箱根などで開催し,今でもよい思い出になっています.
  当時,学生として参加して下さった奥田さん(現・慶応大学),反町さん(現・福島県医大),佐藤さん(現・アジア大気汚染研究センター)は立派な研究者となり,本学会で活躍していただいています.若手会は当時の理事会の理解を得られなかったようで,また,元気のある学生の参加がなくなり,自然消滅しました.その後,当学会と分野的にも重なるエアロゾル学会で若手会ができたようです.他学会では若手会があるのが普通ですが,本学会では若手会はありません.分科会によっては若手が育っているところもあるようですが,多くの分科会では次世代を担う若手育成に頭を悩ましているのではないでしょうか.
  若手会の良いところは,分野横断型で知り合いができるところです.本学会の発展のためには分野横断型の学生・若手研究者の会が不可欠であると思います.学生・若手会の必要性を感じていないのか,日常業務で忙しすぎてそれどころではないのか分かりませんが,かつて若手であった中堅研究者が背中をおして上げることが必要ではないでしょうか.
(3)自治体若手研究者を育成するため,社会人博士取得の奨励を!
本学会の特徴は,環境行政・常時監視を担う自治体研究者が会員として活躍されていることです.しかし,現在では自治体研究者が減少し,分析・計測も民間に移行してしまい,次世代を担う若手研究者が育っていないように感じます.とくに,フィールド調査,現場計測を担う若手研究者が育っていないのではないでしょうか.
  これは大学も同じことです.私立大学では学生数は多く,修士課程までは進学しますが,博士課程進学者はほとんどいないという惨憺たる状況です.そこで,自治体若手研究者を育成・エンカレッジし,大学と自治体の連携を強化するために,自治体若手研究者に対して社会人博士課程への進学を奨励する仕組みを作っていただきたいと思います.
  本学会および関東支部で,何を,どこまで支援できるのかわかりません.まずは,学会員が所属する大学でどのような事を学び,どのような研究できるのかをwebやメールニュースなどで広報し,自治体若手研究者にマッチングを行うことはできるのではないでしょうか.
(4)企業にメリットがある連携強化を!
 現在,本学会および関東支部と企業との繋がりは,年会時のブース展示,講演会開催が中心になると思います.ブース展示を御願いするにしても,企業側にメリットがあるような工夫が必要ではないでしょうか.理事会,年会実行委員会では産業界からメンバーになることは少ないようです.理事会や年会実行委員会に産業会から積極的にご参加いただき,本学会と企業がWinWinの関係になれるような工夫が必要と考えます.

他にも書きたいことはありますが,長くなりましたので,このあたりで筆を置きます.

これまでお世話になりました関東支部の皆様には,重ねて御礼を申し上げます.

(2016/09/14)

 連載コラム 第18回

松本 利恵(関東支部会計、酸性雨部会長)

 埼玉県環境科学国際センターの松本利恵と申します。関東支部では、酸性雨部会長と会計を担当しています。

 関東地方は、もうすぐ梅雨入りします。

 今から、40年以上も前になりますが、1973年から1975年の梅雨期(6・7月)に、北関東を中心にいわゆる酸性雨によると考えられる眼や皮膚の刺激を数万人の方が被害を訴える事例が発生しました。この現象は、最終的な原因物質は不明ですが、高湿度大気中において複雑な過程を経て生成された汚染物質に起因するものと考えられ、「湿性大気汚染」と称されています。

 地方自治体の酸性雨の調査研究はこの事例の後に本格化しました。埼玉県でも湿性大気汚染の調査研究が実施され、その後、湿性沈着のみでなく乾性沈着に関する調査研究も行われるなど観測対象や調査方法は時代にあわせて変化しながら、酸性雨調査は現在も継続しています。

 この約40年間の県内の経年推移をみると、越境汚染の影響が大きくないこともあり、大量の二酸化硫黄を放出した三宅島の2000年噴火時を除くと、燃料の低硫黄化や排出ガス規制、ダイオキシン類対策(焼却施設対策)などにともない、降水中の主な酸性化物質である硫酸イオン・硝酸イオン・塩化物イオン沈着量は低下、pHは上昇(中性化)しました。1973〜1975年のような人的被害は報告されていません。

 近年では、降水による被害といえば酸性雨の影響というより、まず大雨による浸水や河川の氾濫、土砂災害などがまず頭に浮かびます。しかし、降水量が少なくても水不足が心配になります。どうか今年の梅雨が適度な雨量の穏やかな梅雨となりますように。
 

(2016/06/01)

 連載コラム 第17回

松本幸雄(大気質調査部会長)

 大気質調査部会の松本幸雄と申します。名前だけの部会長でお恥ずかしいです。

   当部会は、大気汚染監視や規制の情報の調査を通じて大気汚染の低減に寄与する知見を得ることをめざしてきました。発足時は自治体の行政のかたと国・自治体の研究機関のかたで構成されていました。常時監視に関する問題点の議論、汚染データの解析、排出規制内容の吟味などを行ってきました。その後、時代とともに大気汚染そのものが軽減し、行政課題としての位置も相対的に小さくなったことを反映して、監視に関する人員が減ったこともあり、調査部会の検討対象は減ってきています。当部会の最近のテーマは「炭化水素の排出規制の光化学大気汚染への実質効果の確認」でした(それも中休み状態です。)

 今後何をやるかを模索していますが、しばらくは、常時監視が出発点であった当部会の初心に立ち返り、PM2.5測定における諸問題について検討したいと考えています。とくに、

(1)測定値の変動とデータの質の問題点の整理(測定機による偏りとばらつきの違いへの理解)、
(2)常時監視測定局配置と注意喚起のあり方の検討(高濃度が予測される日の「注意喚起」の精度が現在の局配置でどこまで可能かを明らかにし、精度向上をはかるための全体システムのあり方を検討する)、 などです。

 私自身は主にデータ科学の視点から考えたいと思っていますが、もちろん、これらは、PM2.5測定原理と環境基準、さらには気象学、システム科学など幅広い分野に係るものですので、多くの皆様のご支援を戴かないと検討を進めることが出来ません。今後企画する勉強会では皆様には、講師として、また討論者としてお力添え下さいますよう切にお願い申し上げます。

 どうぞよろしくお願いいたします。

(2016/04/27)

 連載コラム 第16回

米持真一(粒子状物質部会長)

 埼玉県環境科学国際センターの米持です。今年度より粒子状物質部会長を引き継ぐことになりました。
 当部会の目下の柱は2013年から急激に社会の関心が高まったPM2.5ということになりますが、いわゆる粒子状物質を対象とした学会や分科会、研究会などは多数あります。一方、これらの会員の大部分は研究機関に属する研究者であり、対策を講じる立場のいわゆる行政機関に属する会員はごく僅かです。
  大気環境学会員は年々減少が続いていますが、PM2.5はまさに社会が関心を寄せるトピックです。学会としての敷居を下げ、大気環境行政に携わる自治体の方々にも会員として参画しやすいような魅力や参画することのメリットが出せれば、大気環境学会の活性化にも繋がるのでは無いかと思います。大気環境保全の根幹とも言える大気汚染常時監視は、研究機関が担当している自治体もあれば、行政機関が担当している自治体もあります。地方環境研究所は、予算的にも人員的にも苦しいところが多いかもしれませんが、PM2.5や光化学大気汚染をキーワードとしつつ、様々な切り口でこれらの現象を捉えることで関東支部の活性化に繋げながら、自分自身も勉強させて頂く。そんな姿勢で取り組んでいけたらと思っています。

 私ごとになりますが、20代から続けてきた山歩き、中国文化・交流にも関心を持っています。現在の大気環境の仕事とこれらをリンクさせたら、また違った大気環境研究ができるのでは無いかと思い、細々ながら実践もしています。まさにド真ん中のPM2.5に限らず、このような一見違った視点でのコラボレーションも行いたいという希望を持っています。アイデアもお待ちしておりますので、お声をおかけ頂ければ嬉しく思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

(2016/01/21)

 連載コラム 第15回

忽那周三(化学反応部会長)

 産業技術総合研究所 環境管理研究部門の忽那と申します。関東支部では、化学反応部会長を務めています。前身の大気化学部会長も務めていたので、10年間以上関東支部役員会に関わってきました。

 化学反応部会は、4年前に大気化学部会から名称を変更しました。名称を変更した背景には、できる範囲を明確にして、身の丈にあう活動をしようという気持ちがありました。当時、光化学大気汚染の化学反応の詳細モデルMCM(Leeds大学のHPで公開)が大幅な更新を予定していた時期でもあったので、その更新内容を話題にして、大気化学反応について情報交換できる場を提供できればと考えていました。しかし、その後、実際には、ごく小規模な研究会を1回開催した以外、部会独自の企画はなく、関東支部講演会の企画を分担したり、他の部会の企画に協力したりして4年間が過ぎました。尚、MCMは、現在ver.3.3.1になっていて、引き続き、 http://mcm.leeds.ac.uk/MCM/project.htt  にて公開されています。

 現在、関東支部化学反応部会では、大気環境学会で対象とする化学反応なら、大気化学反応に限らず、環境浄化に関する化学反応等も話題として取り上げたいと考えています。そのために、他の部会や分科会と一緒にできそうなことがあれば微力ながら相談して協力していきたいと思います。

(2015/10/29)

 連載コラム 第14回

三輪 誠(関東支部事務局長、植物影響部会長)

埼玉県環境科学国際センターの三輪誠と申します。関東支部では、植物影響部会長とともに、事務局長という大役を仰せつかり、早くも4年目に突入しました。何とかここまでやってこられたのも、関東支部会員の皆様のおかげであり、残りの任期で、関東支部をさらに充実したものにしていければと考えております。今後とも、会員の皆様のご支援を賜れますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、今年の夏は酷暑が続きましたが、会員の皆様におかれましてはいかがお過ごしだったでしょうか。中には、熱中症にかかってしまったというような方もおられるのではないでしょうか。私が所属する埼玉県環境科学国際センター周辺では、最近は防災無線放送を通じて、頻繁に熱中症に対する注意喚起が行われています。皆様のお近くではいかがでしょうか。

一方、少し前までは、これと同様に、光化学スモッグ注意報が発令されると、注意喚起されていました。しかしながら、最近ではそれをあまりきかなくなったような気がします。皆様のお近くではいかがでしょうか。注意喚起の放送をあまりきかなくなったからといって、光化学スモッグ注意報の発令がなくなったわけではありません。今年の7月下旬から8月上旬にかけて、埼玉県ではかなりの頻度で(時には5日連続で)、光化学スモッグ注意報が発令されました。

毎年、当センターでは、オゾンによる植物被害を調べるために、アサガオを育てています。皆様ご存じのように、アサガオはオゾンに対して感受性が高く、その濃度が高くなると、葉の表面に白色斑状の可視被害が発現します。今年もアサガオの葉の表面には可視被害が顕著に観察されました。このようなダメージを受けたにもかかわらず、現在アサガオは、子孫繁栄のために美しい花をたくさん咲かせています。植物のけなげな一面を垣間見たような気がします。

関東支部の活動は、早稲田大学西早稲田キャンパスで9月に開催される年会の後、10月頃から本格的に始まります。役員会では、関東支部に係わる様々な事柄について議論を深めていく予定ですが、当面は、関東支部ホームページについてのことや、来年6月に開催予定の講演会についてのことが、議論の中心になるのではないかと思っています。役員会の概要は、ホームページに議事録を掲載しますので、そちらをご覧いただければ幸いです。

8月下旬となる今日この頃、やっと朝夕は涼しさを感じ、暑さも一段落してきたと何となく思えるようになってきました。しかしながら、油断は禁物です。関東支部会員の皆様におかれましては、健康に留意し、まだまだ続く残暑を乗り切っていただけますよう、切に願っております。

(2015/8/25)

 連載コラム 第13回

吉門洋(関東支部・予測計画評価部会長)

 学会の会員数がじわじわと減少し、学会役員の皆様には学会活動振興にさまざまのご苦心をいただく時代となっています。学会は同分野の研究者が自主的に相互交流する場として作られたものですから、その分野の研究課題が減り、研究者が減るなら、学会活動が低下することは避けられません。私も、退職して5年もたてば学会はそっと退会し、今ごろは一般市民として、もっと広く日本の荒れゆく環境を批判的に観察しているはずでした。

 ところが、幸か不幸か第2の職場、第3の職場を与えられ、体面上、本学会を引き続き利用させていただく必要が生じたうえ、その代償として上記の部会長ポストをお引き受けすることになってしまいました。

 関東支部の各「部会」は、概ねそれぞれに対応する分野の「分科会」と密接な関係を持っています。しかし、分科会は全国を基礎として一定期間ごとに公募されて設置が決まるのに対して、部会は従来の経緯で成り立っており、今となってはその経緯がよくわかりません。構成メンバーを掌握して定期的に会合を開いている部会もある一方、ただ部会長がいるだけで実体のない部会もあります。

 実体のない部会といえども、年に一度くらいは講演会などを企画し、会員交流の場を提供することが求められています。しかし、多くの会員が集まる9月の年会では各分科会の講演会枠があります。また、関東支部は6月の年次総会に合せて講演会を開催します。近年、これらの会合のテーマがいずれもPM2.5に集中しがちです。

 この時節、予測計画評価部会でも会合を企画するとすれば、そのテーマはPM2.5の予測・計画(?)・評価でなくては、多くの会員の興味を引き付けることはできません。しかし半面、この状況は期待とはうらはらに、PM2.5情報の重複・過多を招く恐れがあります。それで過去2年間は、他の3部会との間でPM2.5予測の課題整理のための連携幹事会合を行ってきました。今後は、支部会員の皆様のご意見やご要望を募り、それらを基礎として会員参加企画を打ち出していければと考えています。

(2015/6/23)

 連載コラム 第12回

花見からはじめませんか?

イメージ:桜の木

古山昭子(関東支部, 健康影響部会長)

 国立環境研究所の古山昭子です。健康影響部会長を仰せつかり、今回コラムに寄稿させて頂きます。よろしくお願い申し上げます。

 さて、学会活動の活性化が役員の方々の共通した問題となっていますが、健康影響部会も例外ではありません。過去には健康に関連した分科会は癌・変異原性、毒性、疫学と3つありましたが、医学部での社会医学系講座の減少と偉大な先達の引退などが重なって研究者人口が減少し、健康影響に統合されて今に至っております。これはあきらかな限界集落化ですが、一方メリットもあって、統合されたことで今まで聞けなかった他の健康系の方々の発表を聞いて交流する機会が増えました。仲間が多い方が楽しいには決まっていますが、学会大会などで活発な討論ができて、情報交換が進み、個人の研究レベルが上れば、個人-個人、個人-学会でWin-Winの関係は築けるので、少人数であることは必ずしもデメリットではないと思います。

 そこで学会が貢献できる事のアイディアとしてホームページ(HP)での情報発信の場の提供はどうでしょうか?今の時代はネットにアクセスできれば、あらゆる情報を入手することはできますが、雑多すぎてなかなか目的の内容に到達しません。たとえば、国立環境研究所は小所帯ですが各環境分野の専門家が揃っているので、誰が何をやっているかさえ把握していれば割と効率よく教えを請うことができます。そういった百科事典が身近にいない場合の大気環境関連マニュアルあるいはアトモスペディア?(大気版ウィキペディア)のようなお役立ちサイトが学会員専用ページにあればHPのアクセス数が増え、HPを介した交流も増えるのでは?

 また、同じ分野の方々との深いディスカッションも重要ですが、もっと異分野交流をしませんか?今年も研究所所内の桜が見事に咲きました。いろいろな繋がりの花見グループをコウモリのように渡り歩いていると、思わぬ情報交換ができることがあります。健康影響分科会や部会ではコラボイベントを提案させて頂きたいと思いますので、皆様ご協力のほど宜しくお願い致します。

(2015/05/12)

 連載コラム 第11回

もうすぐ春ですね

伊豆田 猛 (関東支部副支部長, 常任理事)

 東京農工大学の伊豆田 猛です。2014年11月12日に開催されました大気環境学会関東支部役員会において、副支部長を仰せつかりました。これから2年間、中井里史支部長と大河内 博副支部長と共に関東支部の発展に貢献したいと考えておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 関東支部は所属会員数が500名を超える大所帯でありますので、同支部の活性化は大気環境学会の活動に極めて大きな影響を及ぼします。現在、関東支部としては、講演会やシンポジウムが学術活動の中心となっておりますが、今後は新しい企画などを積極的に行い、会員数を増やし、支部活動を活性化させる必要があります。私は、この5年間、常任理事として広報委員会の委員長を仰せつかりましたが、栃木県などの北関東は大気環境学会の会員が少ないことが明らかになり、その対策を考えております。栃木県には日光国立公園もあり、奥日光地域では森林の衰退や樹木の枯損が観察されており、それらの現象にオゾンや酸性降下物などの大気汚染物質が関与している可能性が以前は大気環境学会の会員によって指摘されてきました。関東支部としても、北関東の会員を増やすための活動に取り組みたいと考えておりますので、よろしくご協力の程、お願い申し上げます。

 私の専門は、大気汚染物質の植物影響です。もう3月ですから、そろそろ植物の季節がやってきます。植物と言えば、花粉の季節はすでに始まっており、街ではマスクをしている方を良く見かけるようになりました。また、桜の便りは早く来てほしいものですが、それよりも先に今年もアジア大陸から日本に越境大気汚染物質が飛んできているようです。植物はすべての生物の生命維持装置ですが、その植物が大気汚染や温暖化によって様々な悪影響を受けています。あまり聞き慣れない言葉かも知れませんが、「春化」とは植物が冬の低温状況に一定期間さらされることによって開花能力が誘導される現象を言います。多くの植物においては開花過程を進行するために春化が必要です。もし温暖化によって冬の最低気温が上昇すれば、植物は春化を経験できないため、春になっても花は咲きません。できれば、いつまでも、3月になると桜の開花が待ち遠しいと思えるような越境大気汚染や温暖化がない日本であってほしいと思っています。本当は、満開の桜の下で花見酒を飲みたいだけなのですが、たまには大気環境植物学者としてこういう言い訳をしても良いかなと思いつつ、今は春が来るのを楽しみにしています。

(2015/03/03)

 連載コラム 第10回
横浜国立大学の中井里史です。11月12日に開催されました大気環境学会関東支部役員会にて、再度支部長として選出されました。これから2年間またお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

 これまでの2年間は、関東支部規約の制定、E-mailアドレスの整備など、支部運営にとって必要な事項を整備してきました。整備自体まだまだ不十分かと思いますが、これからの2年間は、次の役員の方たちがさほど大きな苦労なしで運営をしていけるように、今度は運用方法の整備をしなくてはいけないと思っています。支部には専属の事務局員がいるわけではなく、何をするにせよ会員の方によるボランティアに依存しなければなりません。しかも関東支部所属の会員数は500名を超える大所帯であり、たとえば会員の皆様への連絡一つとっても大仕事となります。幸いメールがかなり整備されましたので楽になってきたとは思いますが、アドレス確認等まだまだ手を動かさないといけないところも多々あります。そのためにも、皆様のご協力をいただきたいとともに、幹事として支部役員活動にご参加いただける方、さまざまなアイデアをいただける方が必要です。是非、今後の支部活動推進のためにも、積極的に手を挙げてくださるようお願いいたします。

 とはいえ、学会である以上、当然、学術活動が必要なことは言うまでもありません。現在、支部本体としては、総会とあわせて実施している講演会・シンポジウムが学術活動の柱となりますが、それ以外の方法、また会員、特に若手会員を増やして、学会活動を活性化させることも必須です。たとえば、講演会、講習会のような活動も積極的に行っていく必要もあると思っています。また関東支部の中には現在8つの部会があります。支部会員の皆様におかれましては、是非いずれかの部会にはいっていただき、情報の共有をはかり、また共同研究を行うことも考えながら、研究活動を推進していただければと思います。ご自分の専門に合う部会が無い、ということでしたら、新しい部会を設立して活動していただくことも大歓迎です。その他の点も含めて、学会支部活動の活性化のために良い案がありましたら、是非とも事務局までご連絡くださるようお願いいたします。

 最後になりましたが、これから2年間の関東支部は下記のメンバーおよび支部役員(理事、部会長、幹事)によって運営していきます。あらためて、どうぞよろしくお願いいたします。

大気環境学会関東支部
支部長   中井 里史(横浜国立大学)
副支部長 伊豆田 猛(東京農工大学)
副支部長 大河内 博(早稲田大学)
事務局   三輪  誠(埼玉県環境科学国際センター)
会計    松本 利恵(埼玉県環境科学国際センター)
監事    忽那 周三(産業技術総合研究所)

(2014/11/29)

 連載コラム 第9回
 大気環境学会関東支部 副支部長の松本利恵です。
 平成25年度の関東支部理事・役員会で多分最後のコラムを担当させていただきます。
 私が、副支部長に就任してから、何も貢献できないまま約4年が経過してしまいました。この場をお借りして、御迷惑をかけた会員の皆様、支部長をはじめとする役員の皆様にお詫びとお礼を申し上げます。
 この4年の間に、大気環境学会の公益社団法人化にともない関東支部も規約改正があり、その中で支部総会も定足数が定められました。また、関東支部に所属する正会員と名誉会員について、歴代関東支部事務局長が中心となって本部事務局と連携したメールアドレスの収集を進め、連絡方法をこれまでの郵便からEメールへと移行しています。連絡可能なアドレスの収集率は82%です。現在は郵便も併用していますが、Eメールへ移行することによって、支部の通信経費の削減と、会員の皆様への情報伝達と交流の頻度を増やすことが期待できます。
 私は、関東支部理事・役員会に参加するまではあまり真面目な会員ではありませんでした。しかし、立場を変えてみると委任状の提出などあまり大勢に影響がないと思われる会員一人ひとりの行動が学会活動にとっていかに重要かということを痛感しました。忙しいときには面倒臭いと感じるかもしれませんが、総会への出席や委任状の提出、メールアドレスなどの登録や変更時の連絡、理事・監事選挙への投票、期限内の会費の納入など改めてご協力お願いいたします。
 大気環境学会の7月の理事・監事選挙、9月の年会時の総会を経て、10月頃に新体制の関東支部 理事・役員会が立ち上がる予定です。今後も、関東支部への皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

(2014/09/02)
 

 連載コラム 第8回
 大気環境学会関東支部 副支部長の中嶋信美です。
 三輪事務局長に続いて私がこのコラムを担当することになりました。
 大気環境学会本部では設立50周年を記念して、公害時代の写真などを収集する事業を進めています。1950〜1970年代は公害がひどい時代で、私(1963年生まれ)は、最も化学物質感受性の高い幼児の時代を、あの公害の中で育ってきたのかと思うと、「あまり長生きはできないかな?」と思っています。確か、慶応大学で学会があったときにあの時代の写真が展示されていました。とても悲惨な状況である事がわかりますが、動画ではありませんでした。当時の動画はyou tube などに少しありますが、どれもモノクロでカラーがありません。どこかにカラー画像がないかと思っていました。
 たまたま、2年前の正月に山田洋次監督の「男はつらいよ」で撮影されているのを発見しました。 この映画は1969年〜1995年まで日本各地をロケして撮影しているため、よく見ていると日本の自然環境の変化がよく分かります。  第3作は1970年に上映されていますが、何と!当時の四日市の風景が出てきました。 周りの風景から察するに、現在の工場地帯で、当時は漁村だったのだと思います。年老いた父親が娘を売ろうとするのを寅さんが説得してやめさせ、彼氏と駆け落ちさせるシーンでした。おそらく父親は漁師だったのでしょう。海は工場の廃液で汚れてしまい、漁もできなくなり没落と想像されます。  工業化・経済発展の一方で、先祖代々続けてきた生業を失った人たちの生き様を垣間見ることができ、かなりインパクトがありました。
 「男はつらいよ」は全部で48作ありますが、69年から75年までに撮影された作品はよく見ると当時の公害問題を彷彿させるシーンがちらりと出てきます。普段娯楽のために見ている映画ですが、ちょっと気をつけていると、研究材料があるものだと思った正月でした。

(2014/03/29)

 連載コラム 第7回
関東支部事務局長を務めております埼玉県環境科学国際センターの三輪と申します。

 私が事務局長に就任してから早いものですでに1年以上も経過しました。この間、関東支部の活動を滞ることなく、ここまで無事になんとか進めてくることができました。これも、関東支部の会員の皆様、支部長、副支部長をはじめとする役員の皆様など、多くの方々の御支援と御協力の賜だと思っています。この場を借りて、改めて皆様にお礼を申し上げます。

 さて、関東支部では、毎年、総会とそれに引き続き講演会を開催しています。ちなみに、今年は6月13日(金)に、ムーブ町屋(東京都荒川区)で開催する予定です。この総会・講演会の開催にあたっては、事前に開催案内を関東支部の会員の皆様に発送するのですが、実はこれがひと苦労です。以前は、これを全てはがきで発送していました。はがきで発送するとなると、案内文面を印刷するだけではなく、500名を超える会員お一人お一人の宛名を印刷しなければなりません。これにはかなりの時間と手間と経費がかかります。そこで、関東支部では、会員の皆様への迅速な連絡と連絡用務にかかる手間と経費の削減を念頭に置いて、電子メールの活用を推進してきました。

 前事務局長が電子メールを活用することを推進し始めた当初は、関東支部会員のメールアドレスの把握がほとんどできていない状況でした。そこで、まず本部事務局や関東支部の各部会に協力を依頼し、その収集に努めました。これを土台にして、昨年、総会・講演会についてのお知らせを発信する際に、メールアドレスの収集と確認を行いました。その結果、関東支部会員の約75%の方にメールでの発信が可能になりました。将来的には、関東支部会員の全員の方にメールでの発信が可能になればと思っていますが、なかなか一筋縄ではいかないのが実状です。

 関東支部では、引き続きこの電子メールの活用を推進していきたいと考えています。そのためには、できる限りメールでの発信率を高めることが必要です。このことから、今年、総会・講演会のお知らせを発信する際にも、メールアドレスの収集と確認を実施することにしていますので、その節は、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。また、皆様の周辺で、まだメールアドレスを登録していない方やアドレス変更をされた方などがいらっしゃいましたら、その方々に関東支部事務局までその旨ご一報下さるよう、お伝えいただければ幸いです。ご連絡は、連載コラムの右上にある「お問い合わせ先」からメールでお願いします。

 今後も皆様の暖かい御支援と御協力を賜りながら、事務局長として関東支部の運営に取り組んでいきたいと考えております。いろいろと行き届かない点があるかとは存じますが、今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

大気環境学会関東支部事務局長 三輪誠

(2014/01/31)

連載コラム 第6回
 平成24年10月より関東支部長を務めております、横浜国大の中井です。
 といっても、河野前支部長の突然の鶴の一声で選出されましたが、まさに晴天の霹靂ではありました。
いまだに関東支部活動を推進するためには何をするのがよいのか模索中で、ご迷惑をおかけしているかと思います。ただ、役員の方を含めて周りの方とも相談しながら、結果はともあれ良いと思われることを積極的に実施し、少しでも支部活動の活性化のお役に立てればと思っています。2年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 とりあえずといっては何ですが、手始めに関東支部のホームページの連載コラムにこのような文面を掲載させていただくことにしました。
 平成24年度の関東支部総会・講演会は、6月7日(金)に開催することになりました。総会では支部規約の改定も議題の一つとして挙げられております。支部会員の皆様には是非総会にご出席いただきたいと思います。また講演会では、はからずもと言ってよいかと思いますが、昨今大気環境に関する話題の中心なってしまったPM2.5に関する話題を取り上げます。数年に渡りこの話題を取り上げる予定ですが、PM2.5環境基準設定から3年が経過しましたが、関東を中心とした現況がどうなっているのか、新たな課題は何か、また最近のPM2.5問題をどう考えるか、などに関しての講演を予定しています。会員・非会員にかかわらず興味のある方は是非、関東支部講演会に足を運んでいただければと思います。講演会の詳細に関しては、関東支部ホームページに掲載されている案内をご覧いただければと思います。

 さて、今回私が書いております連載コラム欄ですが、残念ながら近年はなかなかうまく活用できておりません。もっと頻繁にコラムを掲載し、単なるお知らせというものではなく、支部会員の皆様、さらには大気環境研究・行政に携わっている方々に、「こんなこともあるんだ」といった情報を提供できればよいかなと思っております。そのため、いろいろな方に硬軟とりまぜたいろいろな話題提供をお願いし、関東支部として積極的に情報を発信していければよいと思っています。今後、このような話題中心を掲載していけばよい、このような方々にコラムをつづってほしい、あるいは、是非コラム欄を引き受けたい、などのご意見がありましたら、関東支部事務局までお寄せ下さい。

大気環境学会関東支部長 中井里史

(2013/04/15)

 連載コラム 第5回

内藤季和(千葉県環境研究センター)

 気が付けば関東支部の副支部長になってもう一年になろうとしています。あまり活躍もしないまま総会を迎えると言うことで少々後ろめたい気持ちです。今回の総会は学会プレ50周年的な意味合いも含めて常時監視測定をテーマにしたものですが、三位一体の政策以来、常時監視測定の環境の変化には大きなものがあります。

 測定装置も保守業者も随意契約が困難で、一般競争入札で低価格に抑えられるため、低濃度化と厳しい精度管理の時代にあっては、非常に難しいものがあります。委託者である地方自治体担当者も2,3年での短期異動が行われるため、専門的な知識を持つ前に次の担当に交代し、仕様書の内容についても十分に把握できていないことが目立つようになっています。もちろんある程度の実績のある業者やメーカーを信用することは日本人的には理解できますが、国際競争の時代であり、偽装が流行している昨今の状況からは、安直に信用することもできません。メーカーも保守業者も安易な対症療法で対応していることがあり、本質的な欠陥に対応できていない可能性があります。

 基準となる測定機が各都道府県に1台あり、技能を持った人も各都道府県に一人以上いれば、色々な問題が解決するような気がしますが、基準機として信用されるためには、国際的な比較も行わなければならず、技能試験の方法も検討すべきものが多くあります。地方自治体の環境研究所が、非常に多くの項目を測定するスーパーサイト的なものを持ち、測定機の精度管理や技能の検証も行えれば、予算不足で疲弊した地方の研究所にも活路が見いだせるような気がしますが、どうでしょうか。

 また分科会に関するホームページ情報を充実させて、どんな人にでも色々な情報が届くように間口を広げておくことも必要であると思われる。今後大気環境学会のホームページの中に各分科会のページを設ける予定であるので、各分科会においては、催し物の案内とか、色々な意見とか、何でも良いからその分科会に関する情報を載せれば、その分科会に関するコミュニティーが広がる。

  分科会の活動が活性化することにより、大気環境学会の活性化が図られれば、それは取りも直さず関東支部の活性化に繋がると思う。

(2008/05/26)

 連載コラム 第4回

関東支部副支部長のオピニオン

村野健太郎(国立環境研究所 企画部)

 大気環境学会関東支部は約700人の会員から成り立っており、全大気環境学会会員の半分を占める大きな支部である。各地方支部にいくと地方環境研究所の研究者等の比率が増えるが、関東支部は大きいために種々の職種の人が会員であり、地方環境研究所の研究員の占める比率は非常に少なくなる。

 また関東支部以外の地方支部は帰属意識が強いために、そこで開催される支部総会や支部講演会への参加率はある程度高くなる。関東支部では現状のところ、それも非常に低い比率を占めるに止まっている。これは、各地方においては講演会等の機会は限られたものであり、その場は講演による情報や参加者との懇談による情報を得る非常に貴重な機会となっている。それに反して関東支部は、大気環境学会に限らず色々な講演会が目白押しであり、そういう講演に関する情報を非常に得やすい状況であるために、逆に関東支部の講演会があっても非常に魅力的なテーマでなければ人が集まらない。
大気環境学会の関東支部を活性化させるということは、ほぼ大気環境学会全体を活性化させることに等しくなると思う。大気環境学会の活性化のためには支部活動を活性化することと同時に、分科会活動を活性化することが必要である。

 年に一回大気環境学会年会に出席して、講演発表を行ったり、他の研究者の講演を聴いても、それ自体では研究者間のコミュニケーションは広がらないし、コミュニティーも広がっていかない。大気環境学会年会で分科会講演会が開かれた時に分科会主催者が参加者の情報を得て、その後コンタクトをとるようにすればコミュニティーが広がっていく。また分科会講演会の後に懇親会を設けて更に人的な関係を築いていくことが出来る。特に積極的に新人を誘うと、新たな人材の発掘も出来るし、その分科会に関するコミュニティーが徐々にではあるが大きくなっていくと思われる。

 また分科会に関するホームページ情報を充実させて、どんな人にでも色々な情報が届くように間口を広げておくことも必要であると思われる。今後大気環境学会のホームページの中に各分科会のページを設ける予定であるので、各分科会においては、催し物の案内とか、色々な意見とか、何でも良いからその分科会に関する情報を載せれば、その分科会に関するコミュニティーが広がる。
分科会の活動が活性化することにより、大気環境学会の活性化が図られれば、それは取りも直さず関東支部の活性化に繋がると思う。

(2007/10/04)

 第3回(2006/08/05掲載)

関東支部幹事として

 早いもので、関東支部幹事をお引き受けして1年半が過ぎました。2004年12月に、岩崎支部長のもと、若松(副支部長)、横田(事務局)、小野(会計)の4名で新たな幹事会を立ち上げましたが、いくつか懸案が残されていました。中でも支部部会活動を含めた支部活動の活性化が最重要課題でした。その後会員の皆様方のご協力で、2005年8月の支部総会講演会(明らかになったVOC規制)、2005年12月のアスベスト公開講座(事業委員会、産官学民地域連絡協議会との共催)、そして本年6月の支部総会シンポジウム(特集・アスベスト処理対策)と、一定の実績を残すことが出来ました。部会活動に関しては、平成17年度、酸性雨部会、植物影響部会、予測計画評価部会がそれぞれ講演会を開催いたしましたが、残念なことに、依然として休眠状態にある部会があるのが実情です。部会活動のより一層の活性化が緊急の課題かと思われます。

 私が担当した会計につきましても、支部補助金が従来の50万円から30万円に減額という不測の事態で支部財政が心配されましたが、アスベスト公開講座に代表されるように、多くの会員・非会員に参加いただける講演会・シンポジウムが企画できたこともあり、何とか黒字で年度を終えることが出来ました。次年度以降も、支部活動の縮小・均衡ではなく、拡大・均衡をはかるためには、皆様方の協力が不可欠です。支部活動への積極的な参加、ご協力をよろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、ここに紹介した支部活動、特に講演会の多くが、事務局をお引き受けいただいた横田幹事以下、多くの東京都環境科学研究所の方々のご協力で開催できたことをご報告するとともに、厚く御礼申し上げます。

小野(幹事:会計担当)

 第2回(2006/07/03掲載)

念願のホームページの立ち上げ

 関東支部のホームページが、この6月1日に、ついに立ち上がりました。大気環境学会の支部では、中国四国支部、九州支部についで3番目の立ち上げになります。今後、関東支部に属する会員皆様の情報の場として、大いに機能してくれることを期待しています。このHPの立ち上げには、千企画の根本さんのご尽力によるところが多大で、大変感謝しているところです。

 このHPには、支部の規約などのほか、各部会のコーナーも設けられています。関東支部の各部会におかれましては、積極的にHPの各部会コーナーを活用し、部会活動の活性化に役立てていただきたいと思っています。

 いうまでもありませんが、関東支部の活性化のためには、このHPの活用が欠かせません。今後は会員の皆様のアイディアで、このHPをよりよいものにしてほしいと願っています。

(支部長 岩崎)

 第1回(2006/06/01掲載)


写真:(れんげしょうま)

「一粒の妖精、蓮華升麻」
(東京の奥多摩御岳山にて、05年8月撮影)

 東京都の国立公園である奥多摩、豊かな深緑に包まれた御岳山の山中に、可憐な群生を見つけました。蓮華升麻です。

 太平洋側の山地の落葉林内に生えるキンポウゲ科の多年草で、細長い花茎を伸ばし、約3〜4 cmの下向きの花を付けます。花がハス(蓮)の花に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられたといわれます。
  雨上がりの滴が木漏れ日に光り、可憐な蕾を開いている様を一粒の妖精と名付けました。7月下旬から8月にかけてが見頃といわれていますので、折を見てお出かけになってはいかがでしょうか。

 ホームページ開設には関係ない記事を載せてしまいましたが、今後は、支部役員を手始めに、折々の行事等にちなんだ話題を提供して頂きたいと思います。

(事務局 横田)


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